グッドバイ

気持ちのいい朝だそれはことばだけでぼくにはもう朝はないあなたの声ももう わからないぼくは? ここで首を吊ったひとだよあなたは? どこのだれだろうねぼくは? 全人口の半分だ頭は? 聞こえない、聞こえない体がこわれると言っているいや体ではなくわたし…

運命だった

死ぬ、運命だった死んで、運命だったボク ハ 死んで、終わりだった死んだ 運命だった誰も僕を助けられない死んで、麻紐を探していたドアノブは合図だった死んで、もう会えなくなったボク ハ 死んで、あなたにこのあなたに死んで、終わりだった

憐憫天命最北端

シタイ ヲ 運びながら ぼクハ考 エタコレカラは 一人で 生きヨウ トジサツ シテモ わらっていたクルシイ ケド もう耐えられないありがとう 今までボク ハ クルイナガラ わらっていたシタイ ヲ ハコびなガラ ぼクハ考 エタ明日死ノウ、と

ハルよ

火ノエさんココロの渇きガ ベッドヲ潤したソコ ハ国々ダッタ カラシタイ ヲ ハコブ僕ダッタイキテ イキテ イキテアイニ ユクマデ ニ 20ネンコエ ヲ ハッスルマデニ 200ネンソレハソレハ ナガイ ネンゲツ ダッタヒトリ ノ ニンゲン ガウマレテ シンデク チ テスナ ニ ナル マデダッタハル ハ コ ナ カ ッ タ僕ハ マタハズカシイホドニ アタラシクナッテユク ノダッタ---死体はそこにあ…

ミーチャ、扉を開けて

引き出しの奥の、忘れられた記憶触れる 花開く 蕾咲く そこにいるあナターガ、ソコにイルぼくは頑張ったよアナタハ モウ キオクボクもソコヘ iku ヨアナタ-ハ マダ ネムッテル 引き出しの奥に、シマワレタ コエキコエナイケド キミハ ソコ ニイタぼくは強くなったんだよあナタ- ハ ソレ ヲ 知らない ケド頑張ってきたんだ…

コ コ ワ レ タ-

また、 kおアlettあ-もう 、 2かレタ-、は る の ひヒhセイジャク と て、 もカラダがーこ こ コワイヨ

壊れた春

も う おわり だきせつはとおのき 風はもう吹かない感じないんだ春は純粋な少年少女たちを死へと送り込むここは壊れた ここは終わりたこ こ は ベッド の な かくるしいからか ら だひろがっがっがって い きま す

2023/04/25

考えることはやめたーー で は な く考え る こ と はや め た で は な く か ん が え るこ と はも うで き な い

苦痛よ、春の息

どれほどの努力も、花のように散る、言葉、は 狭い場所で呼吸してるく る し いん だ春の日の声今日もぼくらは呼吸する短い人生だったーー

2022/06/24

お前は何も言わなくていい。じっと聞き入るだけでいい。ベルトコンベアーに乗せられる必要はないし、方法的手捌きに煽動される必要もない。そういうときは思い出すだけでいい。何を思い出すかなど、言わなくていい。考えも、表層に浮かべる必要はない。静か…

貧弱の道筋を立てて日々眠る。カラヤン指揮マーラー交響曲第九番第一楽章繰り返す。夜にパトカーは来るし叫んだら車止まるし。安いレタスの汁を飲み干したい。もしも狂気がそうしてやってくるのだとしたら僕にはうれしい。誰もが見たことがないし、僕は平気…

2022/06/06

運動。その人がわたしをやさしいと言ったからといって、ガーニャのように小踊りすると、当然何かが失われる。全身は感覚を通り越して、ある高まりに入ってゆく。これも視座、これも技術。 そこから(どこから?)平行線が交わり、それを知ることはできない。…

2022/05/30

読むことも書くことも、少し離れたところから見て、じぶんのことではないように感じ、花を育てるようではなく、じぶんの手を土に入れて、そのまま泥遊びをするように体をなじませ、いつか土になることを夢見る。 時間は限られている。イポリートがした演説の…

写真

2022/05/03

空白が一行あらわれる。空白を空白と見てとることだけはできる。それ以上のことはできない。だから指を動かす。粘土を練るような動き。形はなにかをあらわしているかのようになる。たとえばすべてのもじをひらがなにしてみる。そうするとよみてのかんしょく…

2022/04/23

意味なんてもうやめた。ただ傷をつくっていたい。

2022/04/21

四千字原稿第二段階、4日目。きょうも大変で、おもしろかった。絶望して、どうしてぼくから書くことを奪うんだ、って甘えたこと思ったりしながら、でも、逃げ切った。そして、神について。ぼくに信仰はないけれど、本棚の一角にはキリスト教関係の本がある。…

2022/04/19

一日四千字修行の第二段階が始まって、今日で二日目。といっても、二日ですでに一万字書いている。四千字におさまらなくなっている。それは、声書きというものを始めたからで、要は歩きながら、自分の声を録音して、それを打ち込み直すことなのだが、そうす…

2022/04/14

毎日四千字書く修行、七日目。昨日の時点で感じた限界が、文体模写と手紙、という形式が自然発生したことで、別の展開となって再始動した。Kと話して言われたことは特別な啓示となった。お前は自分自身を見ることで変わるのではなく、誰かと、あるいは何か…

写真 2022/04/14

写真 2022/04/12

みてる 2022/04/12

なにかだめって声部屋のすみのわずかな埃こらえても出てしまう読んでるって替えがきかないとこもっとほしいその声たまらないんだ焼けているのは紙と鉛筆の芯とささくれ忘れないよあなたの胸が机にのったこと忘れない強さのこと空気は切れる文字は増殖する助…

引っ掻き傷 2022/04/12

からだからなにかが出てゆくじっとみる文字だああ家に湧いたしろありのようにむすうの分岐とつらなりをもって出てくるぼくらはじっとしているいまは耐える時あなたがあなたである必要はなくわたしがわたしである必要はないと甘えたことを言うきみはお祓いで…

2022/04/10

毎日四千字の原稿を書く修行を二日前から始めている。今日で三日目。言葉は体を出入りしながら、外を見せ始めている。外を知りはじめて中を知るようだ。四千字はこんなにも簡単に書けてしまうものなのか、という思いと、一日一万字書いたら発狂するだろうな…

写真 2022/04/10

写真 2022/04/09

写真 2022/04/08

手の歌 2022/04/08

じがいすること うつくしいことぼくらのせいかつ 不穏な日々あなたのことすきだあなたの手を抱きしめたい病気を口実にするな戻れないことを憂うなヴァイオリンは弾け飛ぶ昔よく遊んだ友だち 絶縁からどこへ行く生活は幻 ぼくは最初からいなかったそこにはい…

帰る人のうしろ姿は見てはダメなんだよ 2022/04/07

三年日記を買った。五年日記と迷ったが、おそらく三年でぼくは劇的に変わる。濃い三年を意識して。 今日は病院と買い物以外、何もしなかった。寝てばかりいた。本を読まなければ書くことはできない。と、思っているが、それをもう変えたい。絵も、最初は全然…

両手を空に伸ばしちゃうと、その分誰か遠慮しちゃうからね 2022/04/06

日記。役割としての人と、人としての人。どっちも大切。 ぼくらはみな主人公ではない。